あなたが起業家としての人生を歩むのであれば、知っておくべき著名人7人の言葉があります。
その言葉とは以下の通りです。
- どうすれば顧客を喜ばせられるかを考え続けるようにしなさい
- 一生懸命働く以上のことはありません
- 思ったとおりにビジネスが上手くいかなくても落ち込まないで
- 次に何をしたいのか、どうすれば次のレベルにいけるのかを考えるのです
- 目的や情熱がきちんと込められていれば、きっとうまくいきます
- どんなときでも、地に足をつけて、集中しておかなければなりません
- 明確な戦略のもとで社員が一丸となることで、考えられない力を発揮することができるのです
これら7つのメッセージをもとに起業して働けば、彼らのような偉大な起業家になることができるでしょう。
特に初めての起業には、ものすごいエネルギーを要します。
「自分のしていることがこれで良いのか?正しいのか?」
ふと疑問に感じ、不安になることもあるでしょう。
そんな時、あなたを励まし、また前へ進むための、7名の著名人からのメッセージをお伝えします。
ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイCEO)
まずは著名な経営者であり投資家、慈善家など様々な肩書を持つウォーレン・バフェットの言葉を紹介します。
起業家たちに向けての1番のアドバイスは、どうすれば顧客を喜ばせられるかを考え続けるようにしなさいということです。
顧客をただ単に満足させるのではなく、喜ばせるのです。朝起きから寝るまで、夢の中ですら考え続けるのです。何百万人もの顧客を喜ばせることができる企業は絶対に失敗しません。
アントレカレッジ講師・中村司は長年「商品よりも顧客を見るべき」だと伝えてきました。多くの起業家は商品ありきでビジネスモデルを考え、需要があるかどうかを見れていないからです。
しかし、起業家は「商人」であるべきです。自分のことを「〇〇屋さん」と決めつけず、お客様が求めるものを売ることが商売の基本です。
【【要注意】商品に惚れるな!◯◯に惚れろ!(中村司)】にてマーケティング視点の真髄を中村が解説しています。ぜひ、ご一読ください。
マイケル・ブルームバーグ(ブルームバーグ創業者)
次に実業家・政治家として著名なマイケル・ブルームバーグを言葉を紹介します。
一生懸命働く以上のことはありません。あなたが始めた小さなステップが、会社への成長へと繋がるということは、本当に素晴らしいことです。
けれど、起業して最初の1年位は幸せを感じなかったり、満足できなかったりするかもしれません。なぜならどんな小さなことも、あなたがしなければならないからです。
例えば、1番乗りで会社に行って、社員がコーヒーを飲みながらすぐに仕事ができるように、コーヒーマシンを動かしたり、社員が帰った後に掃除したりもせねばなりません。とにかく一生懸命働くしかないのです。頑張れるということは幸運なのです。
マイケル・ブルームバーグの両親はポーランドからの移民でしたが、マイケルは一代で巨万の富を築き上げ、世界長者番付にもランクインしたほどの実力者です。
その彼が挙げる成功の秘訣は「とにかく一生懸命に働くこと」です。才能や運ではなく、努力の量が物を言うと訴えているのです。
アントレカレッジのゼロイチ塾では物販事業をお教えしていますが、再現性の高いビジネスモデルであるにも関わらず、一生懸命行動して利益100万円を達成する人もいれば、停滞してしまう人もいます。
その違いは努力の量です。マニュアルに沿って、ただただ地道な作業を辛抱強くできるのかどうか。これが成功と失敗を二分するものです。
「こんな地味な作業をして成功に行き着くのか?」と思う時もあるでしょう。しかし、マイケル・ブルームバーグですら朝にコーヒーを淹れ、掃除をしたのです。
この地味な努力が未来への大きな一歩だとしたら…自ずとやりがいが見えてくるでしょう。
ケリー・ヒーリー(バブソン大学学長)
次にバブソン大学の学長を務めるケリー・ヒーリーの言葉を紹介します。
起業家たちに向けての私からのアドバイスは、思ったとおりにビジネスが上手くいかなくても落ち込まないでほしいということです。
誰しも、困難や失敗にはぶつかるものです。そういった困難や失敗から素早く学ぶことが大切であり、それらを乗り越えていけるよう考えることが必要です。
勝率10%と言われる起業ですから、9割は失敗すると考えて良いでしょう。しかし「成功するまで諦めなければ失敗ではない」ですし「失敗は成功の母」という言葉は真理なのです。失敗から学び、成功に向かう。これこそ、起業家が最も持つべきマインドセットだと言えます。
ロイド・ブランクファイン(ゴールドマン・サックスCEO)
ゴールドマン・サックスのCEOであるロイド・ブランクファインの言葉も紹介します。
自社の製品や顧客と、近い関係を築き、深く考えることが1番大切です。しかし、自分自身のビジネスや、ビジネスプランについて考えることを決して辞めてはいけません。
次に何をしたいのか、どうすれば次のレベルにいけるのかを考えるのです。
企業の一員として考えることも大切ですが、企業そのものについて考えることはもっと大切なのです。
アントレカレッジでは「人生のゴールを先に決めて、そこから逆算して人生設計をしましょう」とお伝えしています。そうしなければゴールへの最短距離が見つからないからです。
ロイド氏は常に先を見るように言いますが、これも「今やっていることが何につながるのかを意識する」ことと同じ意味になります。
最終的には、あなたは人生で何を成し遂げたいのか、死ぬ瞬間にどこで・誰と・どんなふうにありたいのか。これを常に意識して起業をすることが重要です。
ジャック・ドーシー(Square、Twitter CEO)
TwitterのCEOとして有名なジャック・ドーシーの言葉を見ましょう。
自分の目的を明確にするために働くことが大事です。誰かを雇おうという時、1番大切になるのが「なぜここで働きたいのか?」ということです。
その答えに、目的や情熱がきちんと込められていれば、きっとうまくいきます。技術は習ったり教わったりすることができますが、情熱はそうはいかないからです。
働く理由が「稼ぐため」であれ「自己実現」であれ、どんなものでも構いません。ただ、企業がどんな目的や情熱を持った人材を欲しているのかを明確にすることが重要です。
例えばスタートアップ企業はその理念に賛同した社員を集める一方、代理店などを主とする企業は成果報酬型を好む実力主義の社員を集める傾向にあります。
起業家自身が目的・情熱を明確にし、どのような事業を展開していくのかを決めていく必要があるでしょう。この点がブレてしまうと、事業も組織もまとまることができません。
マーク・モリアル(全米都市同盟 CEO)
次に全米都市同名の議長マーク・モリアルの言葉を引用します。
起業するというのはジェットコースターに乗っているようなものです。絶好調の日もあれば、絶不調の日もあります。
ときには惨めなほど残念な日もあります。どんなときでも、地に足をつけて、集中しておかなければなりません。
起業家として特には辛い経験をする時があります。中には会社の現状から目をそらしてしまう経営者もいます。
しかし、起業家や経営者は常に地に足をつけて苦境をどう脱するかを考える立場にあります。
アントレカレッジには、現状から目を逸らさず苦境の脱し方を模索できる会員様が多いです。なぜなら、少なくない投資をして、本業とは別に、将来のためのスキルを身につけようとしているのですから。
まだ起業家ではなくとも、このマインドを持っているのであれば、起業家として成功することができるでしょう。
マイケル・ポーター(ハーバード大学経営大学院教授/ICIC創設者)
最後に経営学者としても名高いマイケル・ポーターの言葉を紹介します。
ある程度成功している企業というのは明確な戦略を持っています。なぜその企業がユニークなのか、なぜその企業に価値があるのか、なぜその企業が顧客が必要とする特別な製品を作ることができるのか、といった戦略です。
明確な目的なく、ただただ一生懸命に働く時と比べて、明確な戦略のもとで、社員が一丸となることで、考えられない力を発揮することができるのです。これが僕からのアドバイスです。
企業が他社と差別化する観点として「USP」というものがあります。これは、飽和状態にある市場でシェアを獲得するための武器となるものです。
初めて起業をする人の多くは「器用貧乏」な事業を作りがちです。しかし、尖った特徴のない企業は選ばれません。
細分化戦略
せっかくなので、最後に講師・中村司の細分化戦略について紹介しましょう。
「ライザップ」というダイエット・コーチング企業はご存知でしょう。この企業は巨大で飽和状態の「ダイエット」市場を細分化し「ダイエット×コーチング」という市場を新たに作り出しました。
その新市場に目をつけたのが「トゥエンティーフォーセブン」という企業でした。この企業は「ダイエット・コーチング」市場でライザップと差別化を図るため、低価格戦略を取ったのです。
この細分化は大成功で、お客さんの多くが「予約がなかなか取れないライザップよりも、すぐに入会できて低価格のトゥエンティーフォーセブンにしよう」となりました。
今では、「ダイエット・コーチング」市場は
- 「ダイエット・コーチング×下半身専門」
- 「ダイエット・コーチング×女性専門」
など、さらに細分化されています。
このように市場でシェアを取るのであれば、器用貧乏よりも尖った特徴を持つこと。これが成功法則です。
まとめ
今回は、これから起業家を目指すあなたへのメッセージとして著名人7人のメッセージを紹介しました。
起業家として何が大事なのか、彼らの言葉から伝わってくるものがきっとあったのではないでしょうか。
ぜひ、この記事で紹介したメッセージを忘れず、偉大な起業家になるための道を歩んでいってください。