起業への不安は「たった7つの方法を取り入れるだけ」で解消できることをご存知ですか?
その7つの方法とは…
- 不安になっている原因を正しく理解
- 不安のまま行動(起業)する
- 目標を明確にする
- 物事を一項目ごとに考える
- マーケティングスキルを習得する
- 「失敗は通過点」と考える
- 外的要因は受け入れる
この7つを取り入れることで、初めての起業でも不安な気持ちを消すことができ、迅速に起業してビジネスチャンスを掴むことに成功できる確率が上がります。
中には「起業が成功できるか分からないのに不安な気持ちを消せるわけがない」と考える人もいますが、不確実な未来を漠然と不安に感じるのではなく「現実味のある将来」だと捉えることができれば、起業の不安は消えていきます。
起業の不安を消す作業とは、起業を成功させるための具体的な戦略を立てることでもあります。
どうやって起業すれば成功確率が上がるのかを考えることで、無駄な不安を消すことができます。
方法②で「不安のまま行動(起業)する」と書いた通り、完全に起業への不安を消すことはできませんが、起業への不安を最小限にすることは可能です。そこで、起業の不安を消す方法をこの記事でお伝えします。
起業を成功させる方法が知りたい方はこちらの手順もぜひお読みください。
起業したい人の85%が起業に不安を抱えている
我が国の起業率(開業率)は下図の通り、約5%と国際的に低い傾向です。
起業率が低い理由は以下の3つです。
- 今の生活を崩してまで起業したくない
- 起業に対して無関心
- 興味はあるが起業に対する不安がある
日本の起業関心率は低く、それが影響して起業率が低いのです。
では、対象者を「起業に興味がある人」に限定してみるとどうでしょうか。
すると起業に興味がある人のうち、実際に起業する人は約15%しかいないのです。
つまり、起業したい人の85%が起業が不安で起業に踏み切れていないと言えます。
起業を志す人の多くが「お金の問題」「経営に対する不安」「起業に係るリスク」に対する不安を抱えているのです。
起業への不安が「大きな問題ではない」理由5選
本項で起業が不安になる原因と、その不安がなぜ「大きな問題ではない」のか、以下の5点を解説します。
- 自己資金不足・独立後の資金不足
- 失敗リスクが不安で起業できない
- うまく経営できるか不安
- 起業を相談できる相手がおらず不安
- 女性起業家が少ないので失敗しそうという不安
起業に不安を抱えている人は、起業に踏み切れない原因を特定・解消し、前向きに起業に取り組むことができるようになります。
不安1:自己資金不足・独立後の資金不足
下記のような起業への不安を持っていませんか?
「起業には莫大な資金が必要。資金不足で起業が不安」
「自己資金ない。起業後に資金不足にならないか不安」
しかし、「1円起業」や「IT起業」をはじめとして、近年は小資本での起業が可能です。
資金不足に不安を覚える方は、小資本で経営できる業界に参入するか、バーチャルオフィス等の使用で固定費の削減などの対策で起業への不安を解消できます。
不安2:失敗リスクが不安で起業できない
「起業の失敗リスクが大きいから不安」という人がいます。確かに銀行から多額の借入を行った末、無謀な経営を行い大きな借金を背負うことになった人も存在するのも事実です。
借金起業は失敗した際のリスクを高めるため、アントレカレッジでも推奨していません。
しかし現代は、在庫や事務所を必要とせず、借入なしで経営ができる業界が数多くあります。その様な業界を選択することによって借入なしの低リスクで事業を行うことが可能なのです。
不安3:うまく経営できるか不安
「経営に対する知識が不足しているため、適正なマネジメントができるか不安」という人がいます。
起業をするには経営や会計に係る知識は必要でしょう。
しかし、そういった知識は起業スクールやセミナーなどで必要最低限、獲得すればいいだけの話です。
起業スクールには1日のものから数年間必要とするものまであり、内容も業界に特化したものや経営全般に関するものなど多岐に渡ります。
自身の環境に合った学習方法を行い、十分な知識を得てから起業を行うことによって「経営に係る知識がある」という気持ちから心に余裕を持った経営ができるようになるでしょう。
不安4:起業を相談できる相手がおらず不安
「起業に詳しい知人がおらず、相談できる相手がいなくて不安」という人はいませんか。
たしかに起業・経営について相談できるメンターがいることは大切です。しかし、周りで探さずとも起業を志す人の交流会や起業スクールなどで見つけることはできます。
ここでの人脈が起業後に活きることもあり得るため、起業についての相談相手がいなく不安な人は起業スクールや交流会に積極的に参加してみましょう。
不安5:女性起業家が少ないので失敗しそうという不安
起業を志す女性は、女性起業家が少ないために不安になるかもしれません。
実際、起業家の約3分の2が男性というデータもあります。
しかし、女性だから有利に働く部分も数多くあります。例えば、コスメやアパレルなど、女性をターゲットにした分野ではやはり女性起業家が活躍します。
また、経済産業省の「女性起業家等支援」や東京都中小企業振興公社の「女性起業家サポートラウンジ」など、女性の起業支援制度は充実しています。それらの支援を受けることができる強みも女性起業家にはあります。
数が少ないということは、ニッチ市場であるとも言えます。女性起業家だからこそ成功を掴めるのだと前向きに考えましょう。
起業の不安を解消する方法7選
理論的には不安に思う必要がないと理解しても、なお起業が不安だという人もいるでしょう。ここでは、起業に対する不安を解消するための対処法について以下7つを紹介します。
- 不安になっている原因を正しく理解
- 不安のまま行動(起業)する
- 目標を明確にする
- 物事を一項目ごとに考える
- マーケティングスキルを習得する
- 「失敗は通過点」と考える
- 外的要因は受け入れる
1. 不安になっている原因を正しく理解
なぜ起業に不安を感じているのか、明確な原因を探りましょう。不安の原因が理解できると自分の行動の指針が見えます。
例えば「起業したいが起業に関する知識がないから不安」という人は、起業に関する知識を得ることで起業できるでしょう。
また「一人で事業を行うことが不安だ」という人は、人脈を作るために交流会やスクールに参加する等の選択肢が生まれます。
起業が不安だと思う原因を見つけ出して行動することで不安が和らぐはずです。
2. 不安のまま行動(起業)する
不安で起業ができないまま、時間が過ぎてしまい諦めたという人は多いです。だからこそ、考え続けて答えが出ないなら、とりあえず起業することが大事です。
経験しないと分からないことは沢山あります。起業することで不安が消えることも多いです。
不安で行動できない人は、意識的に「とりあえず起業する」マインドを試してみてください。
3. 目標を明確にする
起業に対する目標が明確ではない状態は不安の原因となります。そんな人は起業への目標を明確に設定しましょう。
目標を詳細に設定すれば「自分が何をすべきか」が明確になります。やることが明確になり、実際に行動すると不安が取り除かれるでしょう。
4. 物事を一項目ごとに考える
情報を簡単に入手できる現代では、情報過多になりがちです。情報の取捨選択ができないと、何が正解の起業方法なのかわかりません。
その様な人は「起業をしたいのかしたくないのか」「どの業界で起業するのか」など、一つ一つ物事をシンプルに考えましょう。
一項目ごとに整理すると考えがまとまります。そうすると情報過多に陥らず、起業不安が消えます。
5. マーケティングスキルを習得する
「起業しても競争社会で生き残れるか不安」という人は、マーケティングスキルを習得しましょう。
マーケティングスキルを身につければ、低予算で効果的な事業展開が可能となります。
同業他社が多い市場でも自社の強みをうまくアピールするマーケティングを行えば、競争社会でも生き残ることはできます。
6. 「失敗は通過点」と考える
起業に失敗は付き物です。しかし、撤退時期を見極めて経済的な致命傷を負わない経営をすれば、たとえ失敗しても再び起業ができます。
1度起業に失敗して再度起業を行い、2度目の起業で成功している経営者も数多くいます。
もちろん最初の起業で成功するために努力を惜しまないことは大切です。しかし、低リスクで挑戦できる現代で「失敗は通過点である」という気持ちを持って取り組むと心に余裕が生まれます。
そうすれば起業に対する不安はなくなり、起業に踏み切れるでしょう。
7. 外的要因は受け入れる
不確定な要素を意識して不安になる人は多いです。
もちろんリスクヘッジは大切です。しかし、悩んで不安になっても事態が変わらない外的要因は多いです。リスク対策を精一杯行えば、あとは「外的要因はどうしようもない部分がある。
リスクの予防は行ったしトラブルになったらその時しっかりと対応しよう」という気持ちで余裕を持って構えましょう。
起業後にも不安は付き物である
起業前に不安に思うことは数多くありますが、実際に起業した後も不安になる事はあるでしょう。
「取引先が無くなったらどうしよう」「従業員の人生を背負っているから会社を存続させないと」「今やっているマネジメントは本当に正しいのか」など、数えきれないほどの不安が発生する場合もあります。
不安になったら、その原因を把握して問題解決に向けて行動することが不安解消への道です。
問題を一つ一つ解決していくことが会社を経営するために重要なことです。
不安との向き合い方は人によっても変わります。自分なりの不安との向き合い方を模索し、起業をしましょう。
まとめ
起業に対する不安を持っている人は多いです。しかし多くの人が思っている不安は、実はそれほど大きな障害とならないのです。
当記事では「多くの人が感じている起業に対する不安は何か」「多くの人が思っている不安を重く捉える必要がない理由」「不安を解消するための対策」などを解説しました。
会社の経営に携わるためには、数多くの不安と向き合わないといけない可能性があり、いかに上手に不安と付き合えるかが非常に大切です。
この記事を読んだ起業を志す人が、不安を持たずに前向きにスタートアップできるようになったら幸いです。