どうも、中村です。
「一度ウチの料理を食べてくれれば 絶対に喜んでもらえる」
こんな風に思っている経営者はとても多いのですが、そういう経営者のほとんどは集客ができずに苦しんでいます。
「いい商品」なのに売れない、お客さんが来てくれない、、なぜでしょうか?
それは「いい商品」で終わってるからです。経営者の仕事は、あなたの商品・サービスとお客さんとを繋ぐことです。お客さんの中に、あなたの商品が「存在」していないといけないのです。いい商品を作るのは当たり前。僕らの仕事はその後です。商品とお客さんを繋ぎ、お客さんの中に存在させる。
僕の両親は、小さな商店を営んでいました。父親は他にも、塗装屋をやっていましたが、コンビニや大手スーパー、競合他社の台頭によって事業を畳むことになりました。その後も、民泊事業を開始し、時流にものって一時うまくいきましたが、バブルが弾けるとその影響を受けて店じまい。
僕は幼いながらによく当時のことを覚えています。民泊を営んでいる時も、両親がこんな話をしていました。「このボリュームでこれだけの料理を、しかもこの値段で出してる。他と比べるとウチは本当に良心的だよな」その通りで、両親はどの事業においても精一杯働いていましたし、毎日努力して商品やサービスの質を頑張ってあげていました。
つまり、「いい商品」「いいサービス」だったのですが、結局は潰れてしまいました。僕もしばらくその理由がわからなかったのですが、自分が事業をすることになり、マーケティングと出会ってから、やっとその理由がわかりました。
マーケティングとは、、「お客様に価値を提供して対価をいただくために行う全ての行動」です。
僕の両親は、「お客様に価値を提供して対価をいただくこと」で終わっていたのです。
良いサービスさえ提供していれば、事業はうまくいく。それは経営者として陥りがちな間違いだったのです。繰り返しますが、マーケティングとは、、「お客様に価値を提供して対価をいただくために行う全ての行動」でしたよね。前半の「お客様に価値を提供して対価をいただく」ということはいわば当たり前なのです。
僕ら経営者はさらに、「全ての行動」お店、商品とお客さんを繋げるための「全ての行動」を起こしていかなければいけません。
そうして、お客様の中に僕らの事業は「存在」することになるのです。いい商品を作ってあとは待つだけだ。というスタンスでは残念ながら事業はうまくいきません。そのあとの行動、つまりマーケティングが切っても切り離せないのです。僕らがコンサルする経営者もそのほとんどは最初、マーケティングについて何も知らない状態です。
なので、このメルマガを読んでくれたあなたが、マーケティングの重要性に気づけたのなら、それは経営者として一歩抜き出たと言っても過言ではありません。
マーケティングの視点を常に持ち続けてください。経営者の仕事は、マーケティングです。
中村司