1.アントレカレッジに入会する前に、困っていたこと、悩んでいたことは?
溶接自動化を行っている会社で代表を務めています。
従来のお客様は車のマフラー関連のメーカー様が多いのですが、このご時世、今後マフラーも減っていくということで「既存の取引先だけではなかなか厳しいものがあるな」と考えていました。
ただ、弊社は新規顧客の開拓がなかなかうまくいっていないという状態でした。
アントレカレッジに入る前にもリストを買って電話をかけてパンフレットを送って…といったことをしていたのですがなかなかヒット率が良くなく、ネットマーケティングについてもほとんど知識がなかったので困っていました。
2.アントレカレッジに入会しようと思った、選んだきっかけは何ですか?
うちは世襲制でやっていて私が3代目社長になるのですが、今後のことも考えると「新しく会社を始める」くらいの意気込みで仕切り直さないと、基礎から作り直さないといけないな、と感じていたのです。
そこで頭の中に「起業」という単語が浮かび上がってきたわけですが、起業と言ってもどんなところから準備すればいいのか、どうやって会社を作り上げていけばいいのかなんてわかりませんでした。
そこで「起業塾」というキーワードでいろいろと調べ始め、そんな中で「アントレカレッジ」を見つけたんです。
さっそくネット上に挙げられていた講師の中村司さんの動画を見たのですが、マーケティングを含めて本当に幅広いビジネスの話に興味を持ち始めました。
また、中村さんとまったく違うタイプの違う菅野一勢さんの話もとても面白かったんです。
私はどちらかというと理論的に考える中村さんタイプだったので、直感的にいろいろなことを決断する菅野さんからも話を聞いて学んでみたいな、と。
そういった流れからアントレカレッジに入会しようと思いました。
3.入会前の不安はどんなことでしたか?
正直なところ、特段「不安」といった感情はなかったですね。
ただ、入会にはやはりある程度のお金がかかりますから「ちゃんと回収できるのかな」とか「投資対効果はどれくらいあるだろうか」とか「案件をとって売上につなげていかないと」といったような感情はあったかもしれません。
4.ご自身にとって効果があったカリキュラムを教えてください
一番効果があったのは、FAX DMでしたね。
うちの業界ではFAX DMで営業をかけるなんてやり方はどの会社もほとんどやっていなかったんです。
だから、最初にFAX DMについて知ったときは「この業界で通用するんだろうか」という疑問はありました。
それにFAX DMを私がやろうと言い出した時も社員の中から「そんなことやって本当に効果があるんですか?」と言われたり、他の会社の人から笑われたり…。
うちの業界は結構、伝統を重んじる傾向が強いので、新しいことをやろうとすると摩擦は大きいんですね。
だから、お堅い業界の中でキャッチーなFAX DMを送るというのは結構、反対の意見がありました。
でも、実際にやってみたら本当に効果があったんです。
初めてFAX DMを送るときは10,000枚撒いたのですが、10件も反応がありました。
そして、2回目は3,000枚送って6件も連絡が返ってきたんです。
正直、どれくらいのレスポンスがあったら合格なのか知らなかったので「やった!」という感情はなかったんですが、
後から講師の方に「1,000〜10,000件のFAX DMで1件返ってきたら合格ですよ」と言われて、「成功したんだ」という実感が湧いてきました。
あっという間にFAX DMだけで300万円ほどの売上が発生して、アントレカレッジに対する投資分は回収できてしまいました。(笑)
他にもPPC広告やランディングページ(LP)の作り方、考え方を教わったのも非常に役立ちました。
実際、PPC広告とLPから発生した案件から4,000万円も売上が発生しています。
最初にFAX DMをやるといって笑っていた人たちも今では「やり方を教えてほしい」と言ってくれるようになりましたし、会社の雰囲気も変わってきたのでそれも良かったですね。
一連のマーケティングを通して「自分たちが考えてる商売」のイメージがいかに相手に伝わらないかを思い知ることができました。
だから、広告を出す際には小学生でも理解できるくらいに落とし込んでいかないと。
アントレカレッジでこういったマーケティングの核を知ることができたのが、本当によかったな、と思います。
5.講師の指導はいかがですか?
中村さんや菅野さんにランディングページなど仕上がったものを見てもらって、バシバシ指摘をいただくという流れがとても良かったですね。
お二人とも直感的に指摘をくださるんですが、それが本当に的を射ているというか、マーケティング的にも効果のあるアドバイスをたくさんいただきました。
ただ、いただいた指摘を実際に形にしていくのは本当に大変でしたね。(笑)
6.どんな結果が出ましたか?
弊社は受注から実際に入金に至るまでに半年から8ヶ月ほどかかります。
なので現時点ですでに受注してお金になっているのは5,000〜6,000万円くらいですね。
ただ、これは案件ベースでいうと3件か4件くらいの利益です。
まだ受注には至っていないものの、引き合い自体は15件くらいあるので、見込みとしては2億〜3億円くらいは想定しています。
また、先ほども言った通り、アントレカレッジで学んだ FAX DMやランディングページ、PPC広告などを使ったマーケティングで新規のお客様から受注できたこと、新たに売上を生み出せたことは弊社にとって本当に大きなことでした。
また、実践したことが他の取り組みにつながって、業界内外で新しい出会いが生まれるなど、非常に良い流れが生まれています。
本当にこれらの取り組みをする前は、新規のお客様を獲得すること自体が「無理」という価値観の会社だったんです。
一番覚えているのは、私が新しいことをしようとした時に「新しいことなんて赤字が出るだけだからやめとけ」とベテラン社員の方に言われたことでした。
でも、結果を出すことによって社員の価値観が変わってきて、若いスタッフを中心にチャレンジ精神が育まれてきているな、と感じています。
7.どのようなところが良かったですか?
アントレカレッジで学んだことはたくさんありますが、一連の実践を通して
「マーケティングは人生を変える」
という中村さんの言葉は「まさにそうだ」と心から同意できるものでした。
マーケティングをやるかやらないかで、結果にも天と地ほどの結果が出てきます。
それを身をもって感じることができました。
なので、今後も弊社は継続的にマーケティングに力を入れていきたいですね。
中村司のマーケティング論は下記記事にまとめています。
8.これからの目標は?
現時点で引き合いが15件と、これまでにないくらいたくさんの反応をいただいている状態です。
先ほども言った通り、すべてを受注できたら3億円程度の売り上げが見込めるのですが、すべてをきちんと効率的に管理できるよう組織化していかないと、というのが目下の課題でもあります。
現状、誰か一人が案件を抱え込むという状況があるので、チームとして向かっていく体制を作らなければなりません。
また、チームとして向かうことでサービスレベル全体を上げていくという狙いもあります。
9.アントレカレッジに興味のある方に一言
うちの業界はWebマーケティングに関する実践やノウハウというものがほとんど培われていませんでした。
だからこそ、そういった業界でWebマーケティングは爆発的な効果を発揮します。
これまでになかったことをやろうとすると最初はみんな馬鹿にしたり、摩擦が起こったり、やりづらい環境にはなってしまうと思います。
でも、成果を出せばどんな業界であっても、1つのことに固執するような雰囲気を変えていけると思います。