純売上とは?定義や総売上との違い、計算方法などをわかりやすく解説

純売上とは事業経営において重要な要素です。しかし、純売上の意味や総売上との違いを理解していない人が多いです。

これらを混合して覚えると、正しく経営状況を読み取ることができず、結果として誤った意思決定に繋がる可能性があります。純売上は決算書である損益計算書にも関わる要素のため、必ず理解しましょう。

そこで、純売上の定義や計算方法、総売上との違い等をこの記事でお伝えします。

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純売上とは?

純売上とは

純売上とは、総売上(値引き等を考慮しない全ての売上高)から値引きや返品、割戻等の売上高控除項目を差し引いた後の値です。具体的には以下のように計算します。

純売上=総売上-売上控除項目

純売上の計算例

純売上とは 計算例

以下の設定で計算してみましょう。

  • 単価=500円
  • 販売個数=1,000個
  • 返品=50個
  • 値引き合計=25,000円

この場合の総売上高は「500,000円(500円×1,000個)」です。

また、返品額の合計は「25,000円(500円×50個)」です。これを踏まえて計算すると、純売上は「450,000円」となります。

純売上=500,000円-(25,000円+25,000円)=450,000円

総売上との違い

純売上と総売上の一番の違いは、値引きや返品等の売上高控除項目を考慮しているか否かです。

総売上は売上高控除項目を考慮していないため、仮に10,000円の商品が売れて、その全てが返品されたとしても、総売上は「10,000円」となります。

そのため「実際に売り上げとして手元に残った金額」を知りたい場合は、値引きや返品等を考慮している純売上を用いるべきです。

純売上高が損益計算書に記載される

純売上とは 損益計算書

事業活動の重要な決算書である損益計算書には売上高という項目がありますが、ここでいう売上高とは「純売上」を指す場合が多いです。

企業会計原則では、費用と収益は相殺せずに計上する「総額主義」を原則としています。しかし売上控除項目(返品や値引き等)については純額主義が認められています。

その結果、多くの企業では、実務上純額主義が採用されているのです。

もちろん、原則通りの総額主義で記載しても問題ありません。しかし、一度決定した手法は変更せずに、継続して使用し続ける必要がある点に留意しましょう。

まとめ

純売上とは合計の売上高から値引きや返品、割戻を差し引いた値です。

値引き等を考慮している点が、総売上との大きな違いであり、これらの違いを正しく理解することは非常に重要です。

当記事では、純売上の意味や計算方法、総売上との違いを解説したため、是非参考にしてください。