どうも、中村です。
今日の話は、本当にたくさんの人から僕たちが疑問をもたれる内容です。
それは、、
- 「なぜシンガポールにいるのに、会社が伸びるのか?」
- 「現場で指揮を取らずに大丈夫なのか?」
- 「どうやって遠隔で人を動かすのか?」
- 「社長がいなくても回る環境はどうやって作るのか?」
などといったことです。
実際に、名前は出せませんが一部上場企業の社長さんからも質問されたがあります。
まあ、普通に考えたら、信じられないんですよ(笑)
一般的な【リーダーシップ】とは異なる考え方
シンガポールで昼からお酒を飲んだり時間を持て余しているのに、なんで毎年いくつものグループ会社が増えて、どんどん成長していくのか、、、
一般的な社長や経営者のイメージは、スーツで世界を忙しく駆け回ってるようなイメージじゃないですか?
僕たちは正反対です。
そこには一つ、【リーダーシップ】について、世間とは違う考え方を持っているということが挙げられます。
一般的なリーダシップ、もしくは旧来のリーダーシップ、と言ってもいいかもしれませんが、どんなイメージをお持ちでしょうか?
- トップダウンの指揮系統があり、
- チームをまとめて引っ張ったり、率先して行動したり、
- 監視、管理をしたり、
- スタッフの模範となるような人格者であり、
- 自信に満ちた毅然とした態度でスタッフを叱咤激励している、
- スタッフにモチベーションを与えている、
- リーダーシップはリーダーが身につけるものと考えている・・・
このようなイメージではないでしょうか?
実は、、僕たちが考える【新リーダーシップ】は違います。
僕たちは、「任せる」リーダーシップです。
トップトップダウンではなく、スタッフ→社長への確認です。やりたいことがあればスタッフから社長に確認する程度です。
また、いかに自分が会社にとって重要な役割を担っているかを認識してもらいます。そして、モチベーションはスタッフ自ら生み出し、各々がリーダーシップを発揮します。
リーダーシップの本質とは?
ここでは、「新」リーダーシップと言いましたが、実は昔から言われる本質でもあります。
例えば、ピータードラッガーはリーダーシップについて以下のように述べています。
- リーダーシップとは、人を引きつけることではない。
- そのようなものは扇動的資質にすぎない。
- 仲間をつくり、人に影響を与えることでもない。
- そのようなものはセールスマンシップにすぎない。
また、「7つの習慣」のコビー博士が提唱するリーダーシップの定義はこちらです。
本人がその存在に気づいて刺激を受けられるようにすることである”
いかがでしょうか?
これが、これからの時代にさらに求められるリーダーシップの本質だと思います。
スタッフを完全に「管理」することはできない
今日は最後に一つ、とても大事なことをお伝えします。
それは、
ということです。。
つまり旧来のリーダーシップ像では、スタッフが自発的な行動を取ることはまず難しいのです。
スタッフが自発的に動ける環境を作るのが我々経営者の仕事でもあります。そうしないと、いつまでも自分がいないと回らない組織にあなた自身が縛られてしまいます。
優秀な経営者ほど「自分でやる」ことが多いと思います。でも、そこでスタッフを信頼して任せていかないと人は育ちません。
もちろん最初は失敗するでしょう。でも、任せるんです。
あなたが「支配」を手放せば、真のリーダーが生まれます。
中村司