雑貨屋で起業するには?3つの開業手段と開店までの流れを解説

「自分の理想の雑貨屋を作りたい。起業するにはどうすれば?」とお悩みでしょうか。

雑貨屋は商品さえあれば小規模で始められるため、起業難易度が低い業種だと言えます。しかし事業計画を練り、売れる商品を仕入れなければ利益は確保できません。

本記事では、雑貨屋を開業する3つの手段とともに起業の流れを5段階で解説。雑貨屋の起業前に全体の流れを把握しましょう。

雑貨屋で起業する3つの手段

起業するには 雑貨屋 手段

雑貨屋で起業する際、最初に検討すべきは起業手段です。実店舗で独立するのかフランチャイズに加盟するのか、ネットショップに出品するのか。それぞれの手段の特徴を知りましょう。

実店舗で雑貨屋を開業

独力で実店舗を借り、雑貨屋を開業する手段です。この場合、商材の仕入れから内装・外装の改修工事、備品の準備など全て自分で行う必要があります。事前準備は大変ですが、自由度が高く理想の雑貨屋を作ることができます。

フランチャイズで雑貨屋を開業

雑貨屋のフランチャイズに加盟する手段です。本部より経営ノウハウや商材、ブランド構築済みの看板が提供される点が魅力です。ただしロイヤリティを収める必要があり、自由度は低いです。

ネットショップに出品

BASEなどのプラットフォームに出品する手段です。初期費用や固定費がないので、低資金・低リスクでネット雑貨屋を始めることができます。ただし雑貨を扱うネットショップは多いので、ネット集客は必須。オンラインマーケティングに励む必要があります。

実店舗対応|雑貨屋で起業する流れ

起業するには 雑貨屋 流れ

ネットショップへの出品は簡単ですし、フランチャイズに加盟した場合は開業までの支援が受けられます。一方、独力で雑貨屋を開く場合には自身で全てを行う必要があります。そこで本項では独立して実店舗を開業する流れを確認します。

事業計画の作成

入念に事業計画を作成します。ここで重要なのは、コンセプト・顧客層の設定です。どんな人にどんな商品を届けたいのかを明確にしましょう。コンセプトが決まれば、店名など細かい部分は自ずと決まるはずです。

また、事業計画書は金融機関から融資を受ける際に必要です。自己資本で店舗を借りれる人は少ないため、この段階で事業計画書を綿密に作成しておくことは後の展開にも良い影響を与えます。

開業資金の調達

一人で運営する雑貨屋の規模の場合、開業資金は500万円程度が目安です。

  • 物件取得費用
  • 内装・外装回収費用
  • 備品・商品仕入れ費用

30%程度が自己資金で、残りは金融機関からの融資で賄う事業者が多いです。また、利益回収前に廃業する可能性も想定して初めのうちは備品をリースする等低資金で起業することをおすすめします。

個人事業主で開業/法人設立

個人事業主として雑貨屋を開く場合、税務署に開業届を提出するだけで構いません。一方、法人設立の場合は定款の作成などを行う必要がある上、設立費用として株式会社で25万円、合同会社で10万円程度の費用がかかります。

物件の選定

事業計画書のコンセプト・顧客層に沿った物件を選定します。候補が絞れたら営業時間(朝・昼・夜)ごとの通行人の様子を観察し、想定通りの顧客層の存在を確認しましょう。

商品の仕入れ

物件が決まれば、商品の仕入れに移ります。下記に3通りの仕入れ方法を紹介します。

ネットから仕入れる

インターネットで仕入れたい商品を見つけ、仕入れることができます。国内Amazonなどを使ってもいいですが、中国ECプラットフォームのタオバオやアリババなどを使えば低コストで仕入れができます。この場合、輸入となるため国内法規制の有無を確認しましょう。

卸会社から仕入れる

卸会社から仕入れる方法もあります。この場合、まとまったロット数で発注する必要があります。信頼関係を築けば、売れ筋商品を教えてもらえるようになります。

展示会で仕入れる

東京ビッグサイトなどの展示会には、雑貨メーカーが多数出店しています。その場で商品を見ることができるため、納得のいく仕入れができます。

集客

商品が揃ったらいよいよ開店・集客の開始です。実店舗の場合は地域マーケティングが重要です。以下の施策を行い、認知度を上げましょう。

  • チラシ・ポスターの配布や掲示
  • Googleマイビジネスに登録するなどのMEO対策
  • SEOやSNS運用などオンライン集客

雑貨屋で起業するには?まとめ

今回の記事では、雑貨屋の起業方法を解説しました。憧れの雑貨屋を開業するイメージを持つことができたでしょうか。

紹介した流れを参考にしながら、まずは独立・フランチャイズ・ネットショップのどれで起業するかを検討しましょう。