ネットショップやオリジナルデザインの服飾品制作サービスが増加したことで、アパレルブランドで起業する難易度は以前と比べ下がりました。
一方、アパレル業界に参入する人が増えたことで市場には競合で溢れ、初心者では太刀打ちできないほどのレッドオーシャンになってしまっています。
そこで本記事ではアパレルブランド起業の方法を紹介するとともに、失敗せずに立ち上げられる流れを紹介します。ぜひ記事を読み、夢のアパレルブランド起業を実現してください!
アパレルブランドで起業する5つの方法
まずは、アパレルブランドを立ち上げるための方法を紹介します。自身にあった起業方法を探しましょう。
実店舗の開業
店舗でアパレルを販売する方法です。費用面・手続き面でハードルが高いですが、店舗があることで認知され、自身のアパレルが世間に周知されやすくなります。
フリマ・ポップアップショップの出店
店舗を持つ前に、フリマやポップアップショップに出店することも検討しましょう。そこで売れる確信が持てた段階で店舗を持っても遅くありません。
インターネットで「〇〇(地名) フリマ 出品 募集」などで調べると、出品者を募集しているイベントを探すことができます。
ネットショップに出品
ネットショップでアパレルを販売する方法もあります。この手段は固定費・初期費用がかからず難易度が低いです。
BASEでは自分で作ったアパレルが販売できますし、suzuriではネット上でアパレルのデザイン〜販売までを一括で行えます。
クラウドファンディング
アパレルブランドに共感性の高いコンセプトがあれば、クラウドファンディングを活用する手段もあります。ただしプロジェクトの成功率は3割程度と低く、全力で取り組んでも努力が報われない可能性もあります。熱意はあるが資金がないという場合に使用しましょう。
アパレルブランド立ち上げ支援サービス
アパレルブランドの立ち上げ支援を受け、自身にマッチした方法で起業する方法もあります。例えば、terao-fは商品企画〜小ロット生産プランを提供しており、初めて立ち上げる人に適しています。
アパレルブランドで起業する流れ
次にアパレルブランド起業の流れを紹介します。上記の方法すべてに共通するポイントのみを抑えていくため、詳細は起業を進めながら確認しましょう。
アパレルブランドの名前・コンセプトの決定
まずはアパレルブランドの名前とコンセプトを決定します。どんな人に着用して欲しいのか、アパレルにどんな思いを込めているのかを明確にしましょう。
そこからコンセプトを表す文とブランドネームを決めると、思いを反映させた物が出来上がります。
起業資金の準備
次に起業資金の準備をします。以下の表を参考にしてください。
立ち上げ方法 | 費用の目安 |
---|---|
実店舗の開業 | 1,000万円〜 |
フリーマーケット出店 | 2,000円〜3,000円/1日 |
ポップアップショップ出店 | 5,000円〜20,000円/1日 |
ネットショップ クラウドファンディング | 0円(成功報酬型のため) |
アパレルブランド立ち上げ支援サービス | 25万円〜 |
実店舗の開業には多大な費用がかかるため、開業資金の30%程度は自己資金で、残りは金融機関からの融資などを利用する方が多いです。
商品仕入れ先の決定
アパレルブランドを立ち上げるとしても、商品を一から作る場合と仕入れる場合があります。
前者はデザイン制作〜縫製工場への依頼までを自身で行います。後者は仕入れたい商品を探し、卸会社から仕入れます。
洗濯表示タグの取り付け
家庭用品品質表示法により、国内販売のアパレル商品には洗濯表示タグの取り付けが義務付けられています。
国内工場から仕入れる場合にはすでに取り付けられている場合がほとんどですが、商品を輸入する場合には別途依頼するか自身で取り付ける必要があります。
集客する
商品が準備できたら、起業方法に合わせて集客が必要です。実店舗の場合はローカルマーケティング、オンラインが販路の場合はネット広告やSEOを駆使しましょう。
アパレルブランドで起業するには?まとめ
本記事では、アパレル起業の方法や流れを紹介しました。この流れを知っているだけで、他の新規参入者と差別化できるでしょう。
夢のアパレルブランド立ち上げのため、ぜひ本記事で紹介した流れを参考にアパレル起業を成功させてください!