ども!菅野一勢です。
僕も中村さんも、今でこそシンガポールで悠々自適な生活を送っていますが、日本にいるときは、それこそ仕事一辺倒で呑みの付き合いもあり、ほとんど午前様をしていました。
自由な時間や豊かな経済力をもった今、当時を振り返ると、まさに「お金の奴隷」だったなと思います。
年商10億円いったら「次は30億、50億、100億だ!」とか言って、お金を稼ぐこと自体が人生の目的となっていました。
しかし、、よくよく考えてみると、僕らは家族を幸せにするために起業したんです。
それなのに、家族との時間を削って仕事をしていて、まさに本末転倒になってました。。
これは、日本の経営者がよく陥る問題です。
人生の本当の目的があり、本当に大切にしたいものがあり、そのために起業し、頑張っているのに、いつの間にか違う方向を向いてしまっている。
お金や売上げばかりを追い求めて、本来の幸せは置き去りにしている…。
これでは、幸せな人生を送れませんし、後々後悔することになります。
若いうちに寝る間も惜しんで仕事に精を出すのは悪いことではありません。
先に苦労して、努力して、お金をある程度稼いだら、家族だったり自分の趣味だったり、本当にやりたいことに時間を割くべきなんです。
この転換ができないと、いつまでも忙しく、お金は稼げるけど幸せじゃない…といったことになってしまいます。
90年の人生を振り返って、唯一後悔していることは?
とあるアンケートに関するエピソードがあります。
この話はこれまでにも何度も何度も話してきました。とっても大事な話だからです。
そのアンケートというのは、アメリカの90歳以上のご老人に対して行われたものです。
質問は【90年の人生を振り返って、唯一後悔していることは何ですか?】というものでした。
この質問に対して、何と90%の人が同じ答えだったそうです。
それは・・・
「もっと冒険しておけばよかった」
つまり、晩年になって多くの人が、もっとやりたいことをやればよかったと後悔していたのです。チャレンジせずに、自分の本当にやりたいことから目を背けて、何となく人生を過ごしてしまったら、、、
あなたも僕も、人生の最期に、後悔するでしょう。
僕はこの話を聞いて
「絶対に人生を後悔したくない!」
「だったら悔いのないよう、やりたいこと全部やってやろう!」
と本気で思い、今まで実行してきました。
ラオウのように「我が人生に 一片の悔いなし!!!」と死ぬ前に胸を張って言えるように、やりたいことは全てやろうと心に決めました。
シンガポールでの生活も、以前から一度は海外生活してみたいなと思いつつも「英語がしゃべれない・・・」「会社が抜けられない・・・」と自分の中で言い訳してずっと後回しにしていたのですが、この話を聞いてチャレンジしてみようと決めた結果です。
もちろん、当時は不安ばかりでした。
「自分も家族も誰も英語がしゃべれないし、本当に大丈夫かな?」
「自分がいなくて会社が回るのだろうか?」と。。
周りの経営者仲間からも「菅野さん、よく海外移住決めましたね。僕はまだ仕組み化できてないので抜けられないです。」なんてことをよく言われましたが、僕も環境が整っていたわけではありません。
でも、完璧な状態を待っていてはいつまで経っても、何も成し遂げられません。まずは決めて、やってみる。という精神は起業するときも同じです。
失敗したらまたやり直せばいい
うまくいかなかったら、また帰ってくればいいわけです。
サラリーマンが起業してうまくいかなかったらまたサラリーマンに戻ればいいだけです。
思うほどリスクはないものです。
では、海外移住を決めてどうなったかというと、各社の売上は増加し、グループ会社も増え、毎年右肩上がりで成長し続けています。
僕が抜けて、各社の社長や社員に責任感が生まれ、これまで以上に頑張ってくれました。
こんな好き勝手やっている僕のことをいつも支えてくれて、本当にみんなにはいつも感謝しています。
しかし、かわいい子には旅をさせろと言いますが会社も同じです。
かわいい社員には仕事を任せて、委ねて、旅をさせる。失敗してもいいんです。
何でもチャレンジして、ダメだったら元に戻るだけです。
人生は一度きりです。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々!」と僕は思いますね。
あなたの本当にやりたいことは何でしょうか?人生を後悔しないために、チャレンジし続けましょう。
それでは今回はこの辺で(^^)
菅野一勢