【億の壁】組織づくりのファーストステップ(中村司)

どうも、中村です。

常々言っていますが、年商1億円まではマーケティングです。1人ビジネスでも、正しいマーケティングを正しく実践すれば、年商1億円は十分可能です。

しかし、業種にもよりますが、だいたい年商1億円くらいで限界がきます。多くの起業家がここで壁にぶち当たるわけです。

  • 売上を伸ばしたいけど、忙しくて新しいことに手を出せない…
  • 人を雇ったり、仕組み化をしたいけどやり方がよくわからない…

そんな感じで結局年商1億円あたりをウロウロしながら、そのうち衰退していってしまうのです。

そこで今回は、人を雇って強い組織を作っていくためのファーストステップとしてオススメの方法をお伝えします。

10人までの組織づくり

まず、前提として、

  • 1−10人までの組織づくり
  • 10人以上、30人以上の組織づくり

は、全く異なった話になってきます。

10人までは、社長がスタッフ全員の名前を知っていますし、常に全員がコミュニケーションを取れるような組織です。

そんな特性もあって、10人まではとにかく「人柄重視」で良いと思います。

会社組織としてまだ完成されていませんので、それぞれが助け合い、和気あいあいと長時間共に過ごす仲間となります。四六時中一緒にいても楽しい人じゃないとうまくいきません。

専門的なスキルに秀でた人でも、「それしかできません」というような人は組織がもっと大きくなってから採用するといいでしょう。まずは全員が一致団結して、事業を軌道に乗せることに集中する必要があります。

いきなり正社員を雇うのはオススメしません

では、具体的なファーストステップとしてですが、いきなり正社員を雇うのはハードルが高いかと思います。

どれくらいの仕事量があるのかわかりませんし、その人とウマが合うのか、その人がどれくらいの能力があるのか、などなどわからないことが多いです。

さらに、せっかく長時間の労力をかけて仕事を引き継いだとしても、すぐに辞めてしまっては時間の無駄になってしまいます。

なので、まずオススメしたいのはバイトやパートさんを2人以上入れる、ということです。

イメージとしては、1人の正社員がやる仕事をバイトの2人でやってもらいます。引き継ぎも2人同時にできますし、1人が急に辞めると言っても、残った1人が、次の新しいバイトへ業務を教えることができます。

まずはバイトを2人以上入れて、そのうち常勤スタッフを1名入れて、その常勤スタッフのアシスタントとしてバイトを1、2名入れる、という感じで増やしていくと無理なく組織を拡大していけます。

常勤スタッフは、バイトから優秀な人を引き上げても良いと思います。

ファーストステップでのバイトの探し方は?

では、そのバイトはどこから集めてくるの?

というところですが、求人広告をかけたりクラウドワークスで募集するなどしても良いとは思いますが、まずは親族や友達などから声をかけるといいでしょう。

上記で述べた通り、まずは能力・スキルよりも人柄です。

また、どれだけの時間働けるのかが大事です。最初は、会社のシステムも何もありませんから、言ってしまえばブラック企業のような感じです。それでも会社に来て手伝ってくれるような関係性が望ましいでしょう。

「組織化」は起業家が乗り越えるべき壁

正直、1人ビジネスをしていた人が人を雇って組織を作っていくのは大変だと思います。スタッフに仕事を教える時間が取られますし、その上、給料も払わないといけません。

スタッフが快適に過ごせるような環境づくりや社内の制度づくりなど、やることがかなり増えるからです。

でも、ここを乗り越えていかない限り、、年商5億、10億の壁は突破できません。

いつまでも同じところをウロウロするような起業人生で終わってしまいます。

だからこそ、今回ご紹介したような、バイトを雇うところから始めるなど、ファーストステップのハードルを下げて、少しずつでもいいので始めていきましょう。

また、まだ人を雇うフェーズじゃないな、という人も、今後必ず組織づくりの壁にぶち当たりますから、今のうちから、

  • どの仕事、作業をバイトさんに任せられるか?
  • どうやって引き継げば、バイトさんが理解しやすいか?

など考えながら、場合によってはマニュアルを作りながら進めていくと、今後スムーズに組織化を成すことができます。

決して他人事ではありませんので、ぜひしっかりと考えながら日々の業務を見直してみてくださいね。

 

中村司