起業アイデアを選ぶ際のポイントを正しく抑えることで、起業の成功率が上がります。
好きなことで起業したら良いと考える人もいますが、それはおすすめしません。好きという理由だけでは、起業の主な目的となる営利性を実現できない可能性が高いためです。
そこで、起業アイデアを選ぶ際のポイントをこの記事でお伝えします。
起業アイデアを選ぶ際のポイント6選
適切な起業アイデアを選択するためには、選ぶ際のポイントを正しく抑える必要があります。ここでは6つのポイントを解説します。
自分が提供できる価値があるか
起業アイデアを選ぶ際は「自分に提供できる価値」を見つけましょう。おすすめは徹底した自己分析です。他人にない強みや特徴を知ることで、差別化要因の発見が可能です。
自己分析の一例として、自分の年表を作成する方法があります。幼少期から現在までの趣味や実績、所属団体、人間関係等の様々な要素を書き出しましょう。年表を深掘することで得意分野・強みの分析ができ、起業アイデアのヒントになります。
他にも強み・特徴を第三者に聞くことも有効です。自分では気づかなかったことを教えてもらえることもあるでしょう。
既存の事業をベースに考える
起業アイデアには独自性が大切です。しかし、独自性を意識しすぎるとアイデアが全く出なくなることもあります。また、斬新すぎるアイデアは実現性が低いです。
そこで、既存のビジネスモデルを基盤として考えましょう。そこに独自性を取り入れることで、実現性・独自性が両立した起業アイデアになります。
低資金での起業できるか
低資金の起業アイデアがおすすめです。自己資金のみで起業できるかを基準に考えましょう。
低資金で起業すると起業に失敗した時の撤退・再挑戦がしやすくなります。事業規模を拡大したい場合は、事業が軌道に乗った際に徐々に拡大できる起業アイデアを選びましょう。
参入可能かつ需要があるか
起業アイデアを選ぶ際は、市場・競合調査を行いましょう。
例えば、ニッチな市場を選択することは有効な戦略ですが、極端にニッチすぎたり、衰退市場では存続が厳しいです。反対に市場規模が大きすぎては、競合他社に立ち向かう必要が出てきます。
そのため、自身の事業が入る隙間があり、継続的に需要がある業界かを調査しましょう。
また、競合の数やビジネスモデルも必ず確認しましょう。その際、起業アイデアに取り入れることができる部分は積極的に採用することが大切です。
事業内容が明確に想像できるか
起業アイデアを選択する際は、商品・サービスを販売して利益に繋がるところまでを明確に想像できるか確認しましょう。
また、具体的な見込み売上や見込み費用を算出し、現実的に事業として成り立つか否かも確認しましょう。明確に想像できない場合は、そのままの起業アイデアでの成功確率は高くありません。
まずは質より量を意識する
最後に、起業アイデアを考える際に最も重要なポイントです。起業アイデアを考える際は、質よりも量を意識しましょう。
1つのアイデアにこだわりすぎると視界が狭まり、他の可能性を見逃してしまいます。そのため、まずは数多くのアイデアを出し、それらを取捨選択、もしくは良い所を組み合わせる等して最終的なアイデアに持っていくことがおすすめです。
まとめ
起業が成功するか否かは、参入する業界を正しく選択できているか否かに大きく影響します。そのため、起業アイデアを選択する際のポイントを正しく押えることが大切です。
当記事では、起業アイデアを選ぶ際のポイントを6つ解説したため、是非参考にしてください。