すでに起業アイデアがあるならば、ビジネスコンテスト(ビジコン)に参加してみましょう。ビジコンは起業アイデアを競うコンテストで、入賞すれば起業資金を貰える等、様々なメリットがあります。
「入賞しなかったら意味がないのでは」という意見もありますが、起業前にアイデアを洗練化させることができるので有益です。
本記事では、起業アイデアを持っている人がビジネスコンテストに参加するメリットからおすすめの大会なども含めて紹介します。
ビジネスコンテスト(ビジコン)とは?
ビジネスコンテストは起業アイデアを競うコンテストです。ビジコンの多くは、一次試験が書類審査で、通過者がプレゼン審査で競い合うことになります。入賞すれば起業資金や起業支援サポートの提供等の特典が受けられます。
起業アイデアを持つ人がビジコンに参加するメリット
もし起業アイデアがあるならビジネスコンテストに参加してみることがおすすめです。コンテストで入賞すると資金援助が受けられるなど、様々な利点があるからです。
また、起業アイデアを先鋭化できる点も魅力です。色々な意見を聞きながら自分の起業アイデアを検討できるため、入賞できずとも財産となるでしょう。
更にビジコンがきっかけで、人脈が広がることも期待できます。
起業アイデアがビジコンで評価されるには
何よりもビジネスコンテストの審査基準を把握しましょう。ビジコン参加前に、自分の起業アイデアが基準に適しているのかを見極めて参加の可否を決めるのです。
また、プレゼンでは起業アイデアを正確に把握してもらいつつ、印象に残す工夫も重要です。PREP法でのプレゼンや映像・資料を用いた視覚的なアピール等があります。
他にも過去の入賞アイデアの傾向を把握しましょう。内容がかぶらないこと、どんな起業アイデアが評価されているのか知ることが大事です。
ビジコン参加の注意点
ビジネスコンテストには、年齢・創業地域等の参加条件が定められている場合もあります。応募時は参加条件を満たしているかを確認しましょう。
他にも、ビジネスコンテストに参加することで起業アイデアが公に晒されます。起業アイデアを盗用される危険性も生じるため、注意が必要です。
起業アイデアがある人向け!おすすめビジコン3選
最後に起業アイデアがある人向けにおすすめのビジコンを3つ紹介します。興味がある方はビジコンの公式サイトから概要や参加条件を確認してみましょう。
TOKYO STARTUP GATEWAY
掲載元:TOKYO STARTUP GATEWAY公式サイト
東京都主催・NPO法人エティック運営のビジコンです。毎年1,000人以上が参加をしているほどの人気ぶりです。
募集条件 | 15歳から39歳までの個人 翌年度末までに都内で起業する人 参加者同士で高め合う意思がある人 |
開催時期 | 毎年12月上旬〜翌年3月 |
優勝商品 | 最優秀者100万円、優秀者50万円の賞金 翌年度までに法人設立・審査会通過で100万円の活動資金 詳細はTOKYO STARTUP GATEWAY公式サイトにて |
みたかビジネスプランコンテスト
掲載元:みたかビジネスプランコンテスト
株式会社まちづくり三鷹が主催のビジコンです。地域の活性化に貢献する起業アイデアを幅広い分野で募集しています。入賞者には賞金以外にも、手厚い創業サポートが授与されます。
募集条件 | これから起業を目指す人 新規事業計画の事業化を目指す人 |
開催時期 | 毎年6月中旬〜8月下旬に募集開始 毎年9月初旬〜11月中旬まで開催 |
優勝商品 | 最優秀者30万円、優秀者10万円の賞金等 SOHOオフィス等優先利用、ビジネスサポート等 詳細はみたかビジネスプランコンテスト公式HPにて |
ビジネス創造コンテスト
掲載元:ビジネス創造コンテスト公式サイト
品川ビジネスクラブ主催のビジコンです。参加には一般枠・区民枠があり、一般枠は居住地に関係なく参加することができます。また、過去10年以上にわたり開催されている実績もあります。賞金以外に、シリコンバレーオンラインツアー等の副賞が充実している点が特徴です。
募集条件 | 社会課題を解決するための起業アイデアがある人 |
開催時期 | 毎年10月上旬〜11月下旬 |
優勝商品 | 最優秀者30万円、優秀者10万円、奨励賞5万円など 品川産業支援交流施設での実証実験の機会提供など 詳細はビジネス創造コンテスト公式HPにて |
まとめ
起業アイデアをすでに考えている人は、ビジコンに参加してアイデアを洗練させてみましょう。自分一人で考えているより多くの人の意見に触れて、改善した方が成功確率が高まるからです。
また、入賞すれば起業資金・起業支援を受けることもできます。ぜひ起業前の選択肢の1つとしてビジネスコンテストを視野に入れてください。