脱サラして飲食店を開業する8つの手順|失敗したくない人の事前準備とは

脱サラして飲食店を開業したい人は多いです。しかし飲食店の廃業率は高いので脱サラに不安を感じる人もいます。
そこで本記事では、脱サラして飲食店を開業する前に知っておきたい8つの手順を解説します。脱サラして飲食店開業に成功したい人は読んでください。

脱サラして飲食店を開業する手順

脱サラして飲食店を開業する手順

脱サラして飲食店を開業するためには綿密な準備が必要です。以下の手順に沿って進めれば飲食店開業の成功確率が高まります。ぜひ、参考にしてください。

業種・開業方法を決める

どんな人に、どんな料理を提供する飲食店を開業するか決めます。自分が好きな料理だけにこだわらず、利益が上がる業種を選んで起業するのがおすすめです。
また、開業方法も考えましょう。

  • 居抜き物件を借りる
  • キッチンカーで開業する
  • フランチャイズに加盟する

上記のような方法があります。資金も考慮に入れて自分にあった方法を選ぶようにしましょう。

市場調査する

出店地域の顧客層や競合になる飲食店のメニューや価格帯を調査しましょう。開業後、飲食店に継続的に来店してもらえるように差別化できる特徴を作ります。

資金を用意する

開業資金のほかに、家賃や人件費、食材の仕入費などの運転資金、当面の生活費などが必要です。自己資金で不足している分は融資を受けて数か月~半年分の運転資金を確保しましょう。融資を受ける際には、具体的な事業計画書が必要です。

出店場所を決める

出店する場所は飲食店の売上に影響します。出店したい地域に同業種の飲食店が多いなら、別の地域を選ぶか、違う業種の飲食店を開業することを検討しましょう。住宅街、郊外、ビジネス街、駅前など、お店の客層に合う人たちが多い場所に飲食店を開業することが大切です。

内装工事・備品を用意する

物件が決まったら内装工事業者を手配します。また、料理を提供する際のお皿やグラス、テーブル、椅子などの備品も用意します。

しかし、備品や内装などに費用をかけすぎると、資金繰りが厳しくなります。売上の見通しから、かけられる費用を計算したうえで複数の業者に見積もりを依頼し、節約に努めましょう。

人材を集める

人を雇う場合には、飲食店の開業日に合わせて社員やアルバイトを採用します。前もって募集し、採用業務が滞らないように計画しましょう。

各種届け出を提出する

飲食店営業許可を得るには、食品衛生責任者を置き、保健所の検査を終える必要があります。

30人以上の収容人数の飲食店を開業する場合は、消防署に防火管理者選任届を提出します。深夜12時以降の飲食を提供する場合には、警察署へ深夜酒類提供飲食店営業開始届出書を出すようにしましょう。

集客・販売促進する

開業後の集客を円滑にするため、開業前から広報活動をしましょう。地域の方に飲食店を知ってもらうために、チラシ配りやあいさつ回りが必要です。

ウェブサイトやSNSは早めに用意しておき、情報を発信することも大切です。食べログやぐるなびなどの、口コミサイトへの登録も効果的です。

脱サラ後の飲食店開業に失敗しないコツ

脱サラ後の飲食店開業に失敗しないコツ

脱サラして間もなく飲食店を廃業する人が多いのは、準備の時間をかけなかったり、飲食業の経験が不足しているまま開業したからです。
本項では、脱サラ後の飲食店開業に失敗しないためのコツを2つ解説します。

開業準備に時間をかける

脱サラして飲食店を開業したい人は、準備に十分に時間をかけることをおすすめします。飲食店は開業してから黒字経営になるまで数か月~半年かかります。人件費や家賃に加えて生活費も必要になるので、開業前に自己資金を貯めましょう。

また、開業後には時間がなくなるので脱サラする前に経営や人事・会計についても学んでおくようにしましょう。

フランチャイズに加盟する

フランチャイズは未経験者が成功するための事業の仕組みがあるので、脱サラ後の飲食店開業に向いています。加盟料やロイヤリティは必要ですが、成功事例を元に経営方法から集客・販促まで幅広く助言してくれるため、脱サラに失敗する可能性が低くなります。

飲食業のフランチャイズを選ぶ際には、自分が好きな業種よりも失敗する可能性が低く、収益が上がりやすい仕組みを選ぶようにしましょう。

まとめ

脱サラした後、飲食店の開業に失敗しない秘訣は十分に準備することです。事業計画を立て、店づくりをし、集客に努めましょう。
本記事で解説した手順に沿って進めていけば、脱サラ後に飲食店開業に成功できます!