受賞者インタビュー|Web集客で見込み3億円のその後は?尾崎洋様

今回は、2022年2月12日に開催されたアントレカレッジ全体総会 & 表彰式で受賞された尾崎洋さんにインタビューをしました。

過去のインタビュー記事:Web集客で見込み3億円!引き合い15件の圧倒的結果の秘訣は?尾崎洋様

受賞した感想を教えてください

受賞の話は以前からご連絡いただいていたので知っていたのですが、今日お祝いの言葉をいただき、ようやく実感が出てきたように思います。

今は忙しすぎて「とにかく仕事を回さないといけない」「幸せな経営者になるにはまだまだ…」といった感じです。ただ、アントレカレッジに入会した当時は仕事がなくて大変だったので、嬉しい悩みですね。

アントレカレッジでLP(ランディングページ)を使った広告手法を学んだのですが、ありがたいことに今ではLPで取れた案件から口コミが生まれてお仕事に繋がっていることも多いです。

LP広告は社内的にもかなり浸透してきて、これまでは「どれだけ足を運んでもなかなか案件が取れない」という状況だったのですが本当に案件を取れるようになってきて、今回の受賞に繋がったのだと思います。

前回のインタビュー時との変化

前回のインタビューで申し上げたとおり、弊社は溶接ロボット・自動機を製造しております。以前のインタビュー時は確か4,000万円くらいの引き合いがあったと思うのですが、納品して実際に取引先の工場で稼働している状態です。また、間も無く納品になる大型受注先が3件あります。

従来は自動車のマフラー製造を行っておりましたが、将来的に自動車のマフラーもなくなる方向に進んでいるので、ロボットの方に力を入れています。

ほとんどの工場では製造はロボット化しておらず、職人の手で行われています。しかし職人の絶対数は減っていっていますし、やめていく人も少なくありません。そうなると製造現場に作れる人がいなくなっていきます。

「物が作れない」という危機意識は、40代くらいの2代目社長の方が強い傾向にあります。そういった方々に向けてロボット化の提案を行っています。

ただしロボット化は長期的に見ると投資対効果が高いのですが、短期的に見ると職人を雇うよりも高額です。そこで足踏みする方もいるので、弊社ではロボットが実現する効率化、人件費などの投資回収などまで説明し、「ものづくり補助金」の申請まで支援します。

そうすれば4年で回収できるところを2年で回収できる試算になることもあるので「ぜひ導入したい」と言っていただけるお客様が多いですね。

今、大変なことはありますか?

LP広告や口コミで引き合いがたくさん取れているのですが、まだまだ組織体制ができておらず大変な状態です。以前の受注量と比べると増えているからこそ出てくる課題なので、うれしい悲鳴ではありますね。

今後の目標

まずは、現状の引き合いの数でも対応できるように組織化を進めることが目標です。事業はすでに回っているので、経営面で力を入れていくつもりです。

また、今はまだ黎明期ですが、在庫状況の管理ツールや監視ロボットなどは、どこも参入していない市場です。このため、弊社では東京工業大学といち早くこの分野で共同研究を始めました。

近い将来、工場にはロボットがあることが当たり前になっていきます。この将来に向けて努力していきたいと思います。