日経ビジネススクールとは、日本経済新聞社が運営するビジネススクールです。多くの実績がある当スクールは、以下のような特徴を持っています。
「3×4×5のフレーム」がコンセプト
キャリアやスキルに応じたプログラムを提供
早稲田大学ビジネススクールのMBAプログラムを体験できる
オンライン講座が充実
ちなみに「働きながら受講し続けるのは難しいのでは?」と考える人もいますが、そのようなことはありません。
日経ビジネススクールは、社会人のためのスクールとされており、仕事とスキルアップを両立するためのシステムが整っているからです。
そこで、日経ビジネススクールの特徴やメリット・デメリット、注意点などをこの記事でお伝えします。
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日経ビジネススクールの概要
「日経ビジネススクール」は日本経済新聞社が運営するビジネススクールです。
「グローバルにビジネスを推進し、社会に変革と活力をもたらす人材を育成すること」を使命としており、社会人のためのビジネスセミナーが数多く開催されています。
日経ビジネススクールの特徴とは
日経ビジネススクールでは、他にはないサービスの提供や、選ばれる理由が存在します。ここでは、日経ビジネススクールの特徴を6つ解説します。
・コンセプトは「3×4×5のフレーム」
・キャリアやスキルに応じたプログラムを提供
・MBAプログラムを体験できる「MBA Essentials」
・コースによって異なる受講期間
・充実したオンライン講座
多岐に渡る分野におけるセミナーが開催
日経ビジネススクールでは、多岐に渡る分野のセミナーが開催されています。合計12のテーマが存在しており、例を挙げると以下のようなものがあります。
マーケティング・企画
戦略思考・問題解決
コミュニケーション
ビジネス法律
常時150を超える講座が募集されており、自身が受講したいテーマ・内容のセミナーを選択できる仕組みです。
コンセプトは「3×4×5のフレーム」
日経ビジネススクールでは、「変革と活力をもたらす人材の育成」という使命を達成するために「3×4×5のフレーム」をコンセプトとしています。
3×4×5フレームの3とは、カバーするべき領域の数を指します。具体的には以下の3つです。
・テクノロジー
・英語
3×4×5フレームの4とは、意識するべきキャリアステージです。具体的には以下の4つです。
・ミドルマネジメント・専門職
・若手・現場リーダー
・就活生・新入社員
3×4×5フレームの5とは、求められる資質です。具体的には以下の5つです。
・課題解決力
・リーダーシップ力
・異文化理解力
・テクノロジー理解力
これらのフレームを網羅することで使命が達成できると考えられています。
キャリアやスキルに応じたプログラムを提供
日経ビジネススクールでは、上記の3×4×5フレームを実現するために、キャリアやスキルに応じたステージを4階層に分けています。
そして、それらの階層の人材に適したセミナーが開催されています。
4つの階層は以下の通りです。
・MANAGEMENT & PROFESSIONAL:ミドルマネジメント層や、専門分野において一定の知見と経験を蓄積した方向けの階層
・BASIC:一般社員や現場リーダーなど、全ての社会人向けの階層
・ENTRY:無料体験や学生向け無料催事など、気軽に参加可能な階層
これらの階層を区分することによって、ターゲットが明確となり、より質の高いセミナーが提供される仕組みとなっています。
MBAプログラムを体験できる「MBA Essentials」
日経ビジネススクールでは、セミナーの1つとして「MBA Essentials」が開催されています。
日本において、MBAとは「経営学修士」という意味で使われており、経営学の修士課程を修了すると付与される学位です。
そしてMBA Essentialsとは、早稲田大学ビジネススクールのMBA教育エッセンスを凝縮して学ぶことができるセミナーです。
早稲田大学ビジネススクールと日経ビジネススクールが共同で設計しており、累計数万人が受講するなどの実績を持っています。
また、MBA Essentialsの中にも複数のコースが提供されています。総合コースを主として、アドバンスコース、プロフェッショナルコースなど、自身に合ったコースを選択可能です。
総合コースでは春秋合わせて計20科目の講義が開催されており、早稲田大学ビジネススクールの教授など、実績のある講師陣からの講義を受けることができます。
コースによって異なる受講期間
日経ビジネススクールでは数多くのセミナーが開催されていますが、開催される時間や期間はそれぞれです。
単日から数日の数時間で終了するプログラムや、数十日単位で開催されるプログラムまで存在します。
そのため、自身の状況や、習得するべきスキルの深さに応じたプログラムを選択することができる環境となっています。
充実したオンライン講座
日経ビジネススクールでは、会場開催のセミナーの他に、オンライン講座も行われています。
オンライン講座は、ライブ形式とアーカイブ形式に分けられており、ライブ形式であっても、見逃し配信を予定されている講座が多い点も魅力です。
そのため、場所や時間に囚われずに専門家の講義を受けることが可能となっています。なお、現在は新型コロナウイルス感染防止のため、オンライン開催が中心となっている点に留意しましょう。
日経ビジネススクールのメリット5選
日経ビジネススクールでは、上記のような特徴から様々なメリットを生み出しています。ここでは、日経ビジネススクールのメリットを5つ紹介します。
・多忙なビジネスパーソンでもMBAプログラムを体験できる
・自身のレベルに合ったプログラムを受講できる
・能動的な学習ができる
・高水準の講師陣から講義を受けることができる
仕事と両立しながら学べる環境が整っている
日経ビジネススクールでは「社会人の為のビジネスセミナー」と宣言している通り、仕事と両立をしながら学べる環境が整っています。
セミナーはオンライン視聴が可能となっているため、会場に足を運ぶ必要はありません。また、アーカイブ配信も多いため、時間にも囚われることなく学習をすることが可能です。
更には、ライブ配信であっても、後に見逃し配信が行われる場合が多いという点もポイントです。
多忙なビジネスパーソンでもMBAプログラムを体験できる
通常MBAのプログラムを受講するためには、大学院の修士課程へ入学し、数年間在学する必要があります。
働きながらMBAを取得できる環境を提供している大学院も存在しますが、負担が発生してしまう部分もあるでしょう。
しかし、日経ビジネススクールの「MBA Essentials」では、負担なくMBAプログラムを体験することが可能です。
週1回、夜間に開催のため、仕事との両立は難しくなく、MBAプログラムの基礎をしっかりと身に付けることができます。
「MBAプログラムは気になるが、大学院へ通う時間はなく、金銭的負担も大きい」という方は検討したい選択肢です。
自身のレベルに合ったプログラムを受講できる
セミナー選びで失敗しやすい点として「自身の知識レベルと異なる講義を選択し、内容の理解が難しかった(既に持っている知識についての講義だった)」ということが挙げられます。
しかし、日経ビジネススクールではそのようなギャップは起こりにくいです。
自身のキャリアやスキルによって、4つの階層に分かれているため、自身のレベルに合った講義を選択しやすいのです。
また、同じレベルの方々をターゲットにしているため、自身のレベルに必要な知識を重点的にフォローされるという点もポイントです。
能動的な学習ができる
日経ビジネススクールでは、知識をアウトプットする機会も多々提供されています。グループワークや理解度を確認するためのテスト、レポートの提出などが取り入れられています。
特にレポート課題では、専門家による採点及び添削が行われるため、大きく成長できるチャンスとなります。
高水準の講師陣から講義を受けることができる
日経ビジネススクールでは、それぞれのプログラムにおいて、その分野の専門家が講義を行っています。
例を挙げると、ビジネス法律テーマは弁護士、会計財務分析テーマは公認会計士、経営・マネジメントテーマは法人代表者などが講義を行います。
その分野に精通している、現場を知っている専門家がプログラムを担当するため、より質の高い講義を受けることができるのです。
日経ビジネススクールのデメリット3選
日経ビジネススクールには数多くのメリットが存在する一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、日経ビジネススクールのデメリットを3つ紹介します。
・学べば学ぶほど費用がかかる
・自分自身に必要なスキルは何かを明確にしなければならない
「個人」よりも「法人」の方が手厚いサービスを受けることができる
日経ビジネススクールでは法人を対象としたサービスが数多く存在します。具体的には以下のようなサービスです。
・法人研修
・法人向け経営人材育成研修
・法人向け無料ウェビナー
このように、法人向けのサービスが数多くあります。そのため、個人で起業を目指す方にとっては、最大限のサービスを受けることができない可能性があります。
学べば学ぶほど費用がかかる
日経ビジネススクールのセミナーは定額制ではなく、1つ1つのセミナーごとに費用が発生します。
安価なプログラムでも20,000円程度から、中心となるのは50,000円前後のプログラムです。
そして、1つの講義も1日や数日など、短期のプログラムが多いため「全ての分野をしっかりと学びたい」という場合、多くの費用を要することを留意しましょう。
自分自身に必要なスキルは何かを明確にしなければならない
日経ビジネススクールでは、1つの内容を掘り下げるプログラムが揃っています。
つまり、自分に必要な知識は何かを検討し、どのプログラムを受けるかを決定する必要があるのです。言い換えると「経営全般を学びたい」等の曖昧な考えでは、どの講義を受けるべきかが分からなくなってしまいます。
そのため「今から起業したいから、起業全般の概要を知りたい」といった人には不向きと言えるでしょう。
日経ビジネススクールの注意点
日経ビジネススクールを選択する際に、確認しておきたい注意事項が存在します。ここでは、日経ビジネススクールのプログラムを受講する際の注意点を3つ解説します。
MBAを取得できるわけではない
MBA Essentialsでは、早稲田大学ビジネススクールのMBAプログラムを体験できますが、実際にMBAが取得できるわけではありません。
もしMBAの取得を目的としているのならば、大学院の修士課程へ入学する必要があるという点に注意しましょう。
なお、プログラムが終わった際は、早稲田大学ビジネススクールから修了証の交付は行われます。
レポート作成の時間等を確保する必要がある
日経ビジネススクールのプログラムでは講義時間や標準学習時間が定められていますが、それらにはレポートや課題の作成時間は含まれていません。
そのため、講義の時間に加えて、自身の課題作成にかかる時間を確保する必要があります。プログラムを受講する際は、時間の余裕を持って予約をすると良いでしょう。
PC環境が推奨されている
日経ビジネススクールのプログラムでは、PC環境が推奨されています。
一部タブレット等でも対応している場合もありますが、PCでしか受講できない講義等も存在するため、PC環境をお持ちでない方は、先行投資として準備しましょう。
日経ビジネススクールの口コミ
最後に日経ビジネススクールの口コミを見ていきましょう。
日経ビジネススクールの良い口コミ
日経ビジネススクールの悪い口コミ
日経ビジネススクールの費用・期間・学べること まとめ
学べること | 経営、マーケティング、会計、コミュニケーション、英語など全12テーマから選ぶことが可能 |
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期間 | プログラムごとに期間が異なる |
費用(2022/4/4時点) | セミナーの費用例 ・新規事業の進め方 44,000円 ・ファイナンス総合コース 46,200円 ・攻めと守りのDX戦略 59,400円 ・内田塾 ビジネス実践講座 105,600円 |
まとめ
日経ビジネススクールは、日本経済新聞社が運営する、社会人を対象としたビジネススクールです。
経営や会計、英語など、多岐にわたるスキルが身に付くセミナーが開催されています。
仕事とスキルアップを両立できる環境が整っており、仕事での成長や起業の準備などに大きく役立つでしょう。
当記事では、日経ビジネススクールの特徴やメリット・デメリット、注意点などを解説したため、スクール選びの参考としてください。